[原稿の束の一番上。書かれている文字は、「睡蓮の子」][睡蓮咲く泉の底で嘆いていた睡蓮の子が、人間の青年と出会って騒動を起こしてしまうお話。誰が悪いと言う訳ではなく、ただ悲しみが重なってしまっただけ。けれどそれも、それぞれを想う者達によって掬い上げられ、平穏を取り戻す。相手を大切に想う気持ちと、伝えることが大事であることを教訓とした*物語*]