ほ、褒めてないっす![ぶるぶると首を振る。意味のない否定だけれど肯定だけはしたくなかった] だ、だからなんで武器で人を判断するっすか……どいつもこいつも……[笑っていない目元に射竦められそうになりながら、それでも逃げ出すことはせず] ――でも、あんたを放置してはいけないと、あたしの血が叫んでいるっす![呪のような言葉と共に、白い光を帯びる剣] うにゅ……いくっすよ![その冷気の中心へ向けて、少女は剣を振り上げ駆け出した]