人狼物語 ─幻夢─

84 廻る刻・待宵歌


絵描き ミケル

[通りから二人が姿を消した。
道端だったからすぐには気付かれなかったけれど、あれ、そこにいた子たちはどこにいったと、話にのぼるのはさほど時間を置いたわけじゃない。
ミケルが書いた単色の木苺が、道端には落ちていた。

二人とも消えたのだ、というのは、すぐに気付かれた。

幾人もの雪花が消え、その命を吸った天上青は、確かに、咲いた。]



(    ら   ゃ      )

(482) 2013/08/13(Tue) 14:06:15

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