あ、うん。アーベル、さん。
[カルメンから名を聞き返されると、そういえばと思い肯定するも普段呼びなれぬ呼称はぎこちなく。
人馴れしていると言われれば蒼鷹はカルメンの方を向いてこきゅ?と首を傾げたか。
箱の中、中央の細工について肯定されればやっぱり、と微笑んだ。]
ゼル兄達の作る細工も綺麗だよね。
カルメンさんもゼル兄もイレ姉も、魔法の手を持ってるみたい。
[そう言ってそれぞれに微笑みかければ、どんな表情が返ってきたろうか。
イレーネとおなかの子に対する気遣いに対して大丈夫といわれれば安堵の表情を浮かべた。
イレーネも共に同行すると聞けば、うん、と頷いて。]
でもイレ姉。無理はしないでね?
もしも辛かったり痛かったりしたら、届けものくらい私が代わるよ?
もし直接渡さなきゃいけないものなら、ギュン爺ちゃんに取りにきてって頼んでおくし。