─外─[収容所を出ると手巻きタバコをふかしながら][黙したまま歩み続ける]「……まぁた失ったのかい? お前は」…煩ぇよクソ婆。また俺の右眼介して覗いてやがったな。[聞こえて来た声に足がぴたりと止まる][眉根を寄せ、忌々しげに言葉を紡いだ]「ふぇっふぇっふぇっ、その右眼はあたしの眼でもあるからねぇ。 で、今回の仕事は上々ってとこかい?」まぁ一応はな。どうせとっ捕まるまでのも全部視てたんだろうが。いちいち聞くんじゃねぇ。