─広間・暖炉傍─うん、『人狼』の伝承。……まさか、生まれ故郷でその研究対象と疑われるとは、思ってもみなかったけど、な。[>>480 エルゼに返すのは、苦笑混じりの言葉。ソファへと移動する彼を見送り、また、窓の方を見る。直後、玄関の方から冷気が流れ込んできた。入ってきたのは、難しい顔つきの自衛団長。団長は広間にいる面々を軽く見回した後、入り口近くの椅子に陣取った]