昔は賢くて今は馬鹿だとでも思うのかい?[にんまり笑顔で肯定する。本当は昔はもっと素直だったのだが]…お前さんもお前さんで事情があるんだねェ。無理に引き止めるもいけないことだろうさね。婆は年寄りだから付いてってはやれんからなァ。代わりに婆のレシピを持ってお行き。知りたがってたろゥ?[青年の苦笑を、皺に埋もれた青い目が優しく見る]