─少し前・自衛団員来訪前後の話─[ベッティを乱雑に扱った団員には今にも殺しに掛かりそうな鋭い殺意を向けつつ、自衛団員らの追求をのらりくらりとかわしていれば、彼らも諦め帰っていくだろう。そうしていると、ミハエルが宿屋へとやってきた。その顔を見ると、ほぅとひとつ感心の声を漏らし]よぉ、クソガキ。ちったぁ見れる顔になったじゃねぇか。昨日のてめぇは女々しくて見れたもんじゃなかったからな。[そう言って、きししと笑い声を漏らしただろう。]