─生徒会室─
…忘れない…忘れられるはずがないよ…。
自分がしたことも、その結果死なせたり見殺しにすることになった人達のことも。
[誠が無茶をしたけれど、こうやってゲームを壊すことが出来るのなら、他の人を死なさずに済んだかもしれない。
ゲームを開始させず、犠牲を出さずに済ませられたかもしれない。
そう考えて、後悔の念はどんどん膨らんで行き、自分を押し潰そうとする。
苦しくて、虚しくて。胸の辺りに両手を当てて、はたりと涙を零した。
小さくしゃくり上げていると耳に入る慎太郎の言葉>>476。
それと共に頭に手を乗せられ、伏せた眼が一度瞬いた]
ふ ぇ…。
………しんちゃぁん。
[名を呼んで、顔を少し上げる。
涙で慎太郎の顔が歪んで見えた。
縋るように手を伸ばすと、ひし、と慎太郎の胸に抱き付く。
その状態のまま、しばらくの間わんわんと声を上げて泣き*続けた*]