[そう、本来ならば会えなかった人たちも居る。
本当なら、生きて向こうでまた再会したかったけど。
それはもう、かなわぬ願い。だったらせめて僕らだけでも…]
[ぼくは振り下ろされるハンマーが、PCを壊す前。
死んでいった仲間達を一人ずつ思い浮かべる。
綾野さん、ときちゃん、中務。
アートさん、センセー、そして蒼さんと、kana…。
同じ趣味を嗜んでいたひとたち。
みんな、確かに此処に来た時は生きていた、ひと達。]
――おやすみなさい、よい、夢を。
[さよならは、言わない。
またいつか、何処か出逢えるから。
だからほんの少しだけの、お別れ。
そう、夜が来て、眠るような短い時間だけ休むに等しい*別れだから*]