[ダーヴィッドに引かれ、階段を上がる。次第に大きくなる音。風も、強く感じるようになって] アーベルさん? いばらが、扉を塞いでるの?[続く音に、聞いてみる。ダーヴィッドからはその光景が見えているだろう] ダーヴィッドさん、武器、持ってたよね? 私、ここで待ってるから、二人でやればきっと早いよ。[そう促して手を離す。ダーヴィッドが先に行ったなら、立ち止まって階段に腰を下ろした]