――ふ。[自らの腕の中に確かにミリィがいる。そのことを確かめるように、二人の熱を交換する。やがてゆっくりと顔を離しながら手から力を抜いて]ええ、確かに分けていただきました。疑われるようでしたら。[背中に力を入れて、グルリ体勢を入れ替える。頭は打ち付けないように支えたまま、上から覗き込んで]多くいただけた分、お返し致しましょうか?[紅玉を覗き込みながら微笑を浮かべた]