た、食べます! 頂きます! だからくださいお願いします!
[>>487目の前にぶら下げられた餌を取り上げられそうになり、もはや頭を地に着けそうな勢いで頼み込む。
あんぱんを割る様子に気付けば顔を上げ]
そうか。それなら私も当面は、別の目標に向かうことになりそうだ。
[別の方法、という言葉に満足そうに頷く。
「悪事」ならば止めねばなるまい。
しかし、この魔族との関係は、敵というよりも――]
おい、お前。
[半分より少し大きなあんぱんを受け取り。
大口開けて一口食べた後、むぐむぐと口を動かしながら声を掛ける。
それから口に物が入っていては喋りにくいと気付き、んぐっと飲み込んで]
名前は、なんというんだ?
[赤色の澄んだ眼差しで、魔族を見詰め問うた*]