─生徒会室─
[>>476 忘れられるはずがない、という言葉。
似たようなものか、と。過ったのは、ほんの一瞬のことで]
……て、お、い?
[抱き付かれるのは、予想の範囲外。それだけに一瞬、声が上擦るものの。
声を上げて泣き出す様子に、ふ、と表情が緩む]
……ん。
泣きたいだけ、泣いとけ。
付き合うから、な。
[支えるように腕を回して、時折り、あやすように背を叩いてやる。
何となく、弟妹の相手をしているような気分になった、というのはさておき。
当たり前の空を見てから、ようやく。
自分も少し、気が緩んだような、そんな感じがしていた**]