―――はわ。
[ぐるりと視界が一周した。
気づけば、自分が下で、オトフリートが上。
その上、『多くいただけた分、お返し致しましょうか?』なんて言葉が返ってきたら、もうミリィの頭はパニック寸前だ]
え、えーと……。
[うわ。どうしよう。ついに来るべきときが来たのだろうか。
初めてのときはどうだったっけ?なんかそこらへん、ユーディーさんとか、ノーラさんとか色々な人に聞いたような。
痛いんだっけ?
それはちょっと嫌だなあ。でも、その後すごい幸せになるとか言ってた。なら、なら……]
あ、あの、先生……。
あまり痛くしないでくれると嬉しいかな……?
[顔を真っ赤にしながら、恥ずかしげにそう言った]