― 中庭のどっかその辺 ―[封印解除して角と尻尾と鱗を収納し、翼だけ広げてる魔族のオッサンが、使い魔の白狼から逃げ回ってそこらを飛んでる。そんな、第一別館でよく(稀に本館でも)見かけられる光景は、しかし休憩所近くで収まった]よぅ、お前ら。あの後、何事もなかったか?[魔本や仕込みを受けた2人によって結界から出されていた生徒たちを見かければ、地に足を着いて歩み寄り。その状況に、白狼もしぶしぶと大人しくなっただろう]