[ゲルダと自衛団長の話が終わっても彼女の傍についたまま、連れ立ってきた面々が自衛団長と話すのをただ聞いていて。結局皆の話が終わるまでゲルダの傍を離れなかった。皆が帰ろうとする頃合、どうしようか、と悩んでいるところに自衛団長からクロエ、と名指しで呼ばれはっと顔をあげるとこちらを見つめるその人の姿があって。]ギュンじい、ちゃん。[話があるのだろう?と問われれば躊躇いがちに小さく頷いた後、言って良いのかどうかわからぬまま、こんな希望を述べた。]出来れば、爺ちゃんだけに聞いて欲しい。