また会えて。嬉しかった。
もっと、いっぱい。本当はたくさんのこと、話したかった。
怒ってばっかりじゃなくて、昔の話とか、他の所の話とか。
話したり、聞いたりして。一緒に笑ったり、したかった。
[それはもう、出来ないけれど。]
『…ま、恨むのも…哀しむのもやめとくぞ…どうせ望まんだろうし、俺には似合わんよな?』
…うん。あんたには似合わない。
あんたは、そんなもんに縛られないで、自由でいる方が。
よっぽど、あんたらしい。
あたしも。覚悟は決めてたから。
[後悔はもうしない、そう、言おうとして。
言葉に詰まって、不意にこみあげてきた涙を堪える。]