会わせて、もらえるかなぁ。[これから行う予定のことは、彼女にも告げていなかった。相談した、というより、背中を押してくれたのはライヒアルトで。発破をかけられて、やっと……という頃合いであること。ポケットに忍ばせた小さな箱を、ぎゅっとゼルギウスは握りしめて、通された寝室へと向かった。]