─ テレーズ宅前 ─どキツイ赤とかなー。正直俺自身も何に使えるんだとは思ったけど。[けらけら、笑いはしたけれど。思い出してはふと、薄く苦味が浮かんでしまう][相変わらずの楽しげな口許>>497に半眼が返る]意外ってなー、俺をなんだと思ってんだよお前。本人に届かにゃ手に入らないのは当然だけど、鉄壁すぎるんだよ。隙見せてる風にしながらかわすから、心配になるわけ。[はー、と息を吐けばその勢いに顔は下へと傾ぐ。そのまま、視線だけを上げて]ぶつかんねーよ。ぶつかりたいかどうか、考える間もなかったからな。