─廃墟─[白狐を見送った後、は、と一つ息を吐き。それから、ぐるり、と周囲を見回す]あ、そう言えば。氷華ちゃん、どしたかな。[ふと、思い出すのは最後まで表舞台に立っていた少女のこと。全く知らぬ相手というわけでもなく。どうしているかは、気にかかっていた]ん……飛べるくらいには、なってるか。様子、ちょっと見てこよか。[戦いの場所となったのがどこかはわかっているから。そちらへ向けて、ふわり、翼を広げて飛び立った]