[知ってる、という言葉。それに、蒼は一瞬、恨みがましいいろを乗せ]自分本位で世話焼きで。……人に話させても自分は話さねぇんだから。っとに、勝手だよな、お前って。[大げさなため息と共に、がじ、と頭を掻く。それから、問いの答えに。軽く、蒼を伏して]……ちゃんと、帰って来いよな。まだ、細工するとこ、見せてねぇんだから。[ぽつり、と。小さな声で、呟いた]