/*>>500[差し伸べられる手、そこに宿る馴染み深き力にきょとり、と瞬き首を傾げる。踝に至る長さの黒橡の髪が揺れ、真白の片翼がぱさ、と大気を打った]…………。[しばしの逡巡。恐々と伸ばされる手には、刻まれて間もないとわかる呪印が浮かぶ。金緑石の異眸に浮かぶは、好奇のそれ。そこにある、対ならざる対の力が安らぎを感じさせる理由など、今は到底思いつかぬまま]200年後かよ、と突っ込みつつ。それなら、多少は安心してるかもだけど、でも、やっぱりはらはらとしてそーな。