[胸へと引き寄せたオリガ>>512を、僕は緩い力で、けれどしっかりと抱き締めた]…オリガは、いつでも僕の支えだったよ。[見上げてくる視線を右目と開かぬ左目で受け止めて、口許には緩やかな笑みを乗せる]ここに来て、巻き込まれて。それでも頑張れたのは、オリガが居たからだ。───ありがとう。[感謝は、いくらでも紡がれる。オリガに出逢えたこと、支えとなってくれたこと、───僕を受け入れてくれたこと。彼女を護ることは出来なかったけれど、後悔を飲み込むほどの感謝で僕は満たされていた]