― 泉 ― あ、ああ。[>>514赤色が一際強い輝きを放つのに、なにか自分が下手を打ったような予感を覚えるが、それが正しいと知るのはもう少し先のこと。 宿敵にでも向けられるような台詞。 ばさりと翻るマント。 持ったままのあんぱん(小)を見る。 何となく甘い物が焼けるような香りがするのは気のせいだろうか]