[相手を見つめたまま、小さく首を傾げる]でも、僕が頑張れたのは終夜先輩のおかげでもあるんだよ?[呟いて目を向けたその先で、白が膨張するのを見て身構える。弾けて向かってくるそれを全て避けられるとは思えない、から]……雷弾![向かってくる白に対抗するような白い雷光を帯びたそれ。振りぬいたロッドから放たれた光は、虫たちの間を縫って真っ直ぐに、飛んだ]