[見開かれる目、見上げるのは、やや上目遣いの視線。その様子は、以前の──最初の別れの時と容易に重なるやも知れず]んだよ、妙な顔して。……自分で見たい、って言っといて、さ。んなヒマなかったから、仕方ねぇ、けど。約束、果たせてないよーなもんだし……それ、やなんだよ。[言葉を綴る声は、どこか子供っぽく、拗ねたよな響きを帯びたもの]だから……ちゃんと、帰って来いよ、な。