戦場であれば、この程度幾らでもいるだろう?[左肩へと振ってくる棒切れ。だが勢いついたそれを受ければただで済むはずもなく。目を細めると半身を捻って掠めさせながら避け]ただの棒でもその手に掛かれば立派な武器、か。だが…煌、鈍っておいで。[白い刃、その輝きが声に応じて落ちる]真剣でない者に真剣合わせるのは流儀に合わない。とはいえ刃を潰したわけでもないが。[振り下ろされた腕、その内肘を狙って、引き戻した刀を薙ぐ]