[あの時のエリは何かに怯えているようにも見えた。だから少しでも力になりたかった。何があったのか知らないからこそ、幼馴染の未来だけを思って]がんばって。[励ましの言葉と共に差し出せば、何も言わないままだが、ちゃんと受け取ってくれた。それが嬉しくて、あまり上手くない笑顔も自然と浮かべられた。ああ、本当に自分は何も知らなかったのだ。知っていれば何を変えられたのか、それは分からないけれど。無言のままで哀しい宣告>>5:77を聞きながら、唇を噛んだ**]