[溶けて消えてしまったその場所に立っていた人の所にたどり着いて。いつもの様子>>538に――むしろ死んでから生きてた時より以前の調子が戻ってきてるようにも見えて――力が抜けたようにぺたんとその場に座り込んだ。]こっちは、久しぶりじゃない、よ…。ずっと、見てたし。聞いてたから。ずるいよ、あんな一方的に。私、聞いても何も、返せないのに。伝わらないのに。[ぽつぽつと下を向いて呟いた。泣いたあとを隠すように。]