[大事なのは家族と思ってくれているから。
そう自らに言い聞かせながらヒューゴの口から語られるを聞く。
けれど、失いたくない、はどうにも過分な気がして
家族の在り方を自分が知らないせいなのかもとも考えて]
――…大事で大切、なのは、私も。
[同じ気持ちだと思う。
彼の両親も彼も、大事で大切だから。
離れても大事で失いたくないのは家族だから――?
当てはまるけれど赤の他人だとの認識も聞き知っている。
考えるように眉根を寄せて
彼の思いを聞く切欠となる己の言葉を思い出し聞き終われば
パズルの最後のピースがはまるような感覚を覚えてた]
ちょ、ちょっと、まって。
え、っと、それって、そのまま受け取っていいの?
[それでもやはり混乱してしまうのは否めない]