[イベント終了後、ディルスタンが一息ついているとイレーネに呼び出された。最初は何事か、と思ったが、イベント中に言いかけたあのことだろうかと思い当たる]
「”ディルよ、我は少し休んで来てもよいだろうか?”」
……ああ、構わない……。
…私は…イレーネのところへ…行って来る…。
[ベルデザンカイトが離れるのを見送り、菜園へと足を向けた。が、途中でトリスタンに呼び止められ、振り返る]
「ディル、これお前にやるわ。
射的で当てたんだけど俺にゃ使い道無いし。
媒体に使うなり好きにしてくれ」
『誰かさんにあげるんもええしなー』
[そう言われてブレスレットを渡された。トリスタンはそれをディルスタンへと渡すと、そのまま祭りの中へと消えて行く。それを見送ってから、視線は手渡されたブレスレットへ。今のところ自分でつける気はしなかったから、それは懐へと仕舞われた]