─ 外 ─
────………。
[自然と出てきた言葉>>538に、拍動が一つ、跳ねた。
表情は隠せても、鼓動までは誤魔化せない。
何か言おうとして口を開き、閉じて。
一旦口を真一文字に引き伸ばしてから、短く息を吐いた。
見上げてくるichininoに一度視線を落とし、笑う様を見て、少し顔を下げて彼女の耳元へと近づける]
…お前は、好い女だよ。
もっと自信持て。
────後で連絡先教えろ。
[以前話した恋愛についてを口に出し、次いで、耳元で囁くように言葉を続けた。
返事を待たずに顔を離し、ichininoを腕から解放して、立ち上がろうとする]