ん、ああ、聞こえてたのか。[少し困ったように、視線をさまよわせて頬をかき。座り込み、下を向き呟く声、その頭をそっとなでてから]すまない、別に困らせたかったわけじゃないんだ。あの時も含めて全部。[少し迷ってから、そっとゲルダを抱きしめて]じゃあ、公平に直接言うことにする。ゲルダ、"僕は"君が好きだ。[飾りも何もない言葉を、そっと落とし。その言葉はいつもより、少しばかり感情の色がうかがえたかもしれない]