[身体から鋼の欠片が抜ける感覚。それにまた少し表情を歪めた。刺さったままの身体の重さは無くなったが、抜けたところから少し朱が零れ落ちる。痛みに耐えながら二・三度大きく呼吸をして]…はは。貴女は、何とも素直な、方、ですね。[敵扱いしていたにも関わらず、自分の傍に座り込む様子に笑いが漏れる。そっと右手で女性の左手を取り自分の方へと引き寄せると、笑みながらその甲に軽く*口付けた*]