[雷が直撃した部位に加え感電するように全身へと走った痛み。
地に横たわってしまうことは無かったが、座り込むのは免れず]
…あれを、避けろと言うのは。
[苦く笑みを浮かべながら、震えを持つ指先に白い蝶を生んで。
そのすぐ傍には柔らかな茶の茸が生える]
白燐、ファンガス。
…ヒーリングを。
[蝶の燐粉と茸の胞子。加えて祖霊の癒しに傷は見る間に掻き消えていく]
ええ、大丈夫です。
……やっと、会えそうですね。
[傷よりも大切なのは兄弟たちに会うことで。
痛みの中に在りながら、安堵したように*微笑んだ*]