[宣言と共に形を変ずる盾に、一つ、瞬く]
ほんとに、どんだけ仕込みがあるんですかと。
[呟く声は、感心半分、呆れ半分。
しかし、翠の双眸の険しさは変わらぬまま]
さて、それでは、こちらも真面目に行くとします、か。
……エターナル・ロンド。
[声と同時、右腕を天へと向ける。
合わせるように撓る、漆黒の光鎖]
裂空陣!
[続く宣に、光鎖は再び無数の輪となって、散る。
そこまでは先の様子と良く似ているものの、しかし、そこからは先は異なる。
無限の輪は、一つ一つが刃の鋭さを帯び、それは複雑な乱舞を織り成しつつ、盾を構えた騎士へと向かう]