─ 森/奥地 ─…… ん?[伸ばしかけていた手がぴたと止まる。不意に木々のざわめきが大きくなった。そんな気がした為だ。但し、それでいつの間にか背後まで迫っていた気配>>458にまで気づけるかと言えば、それは全く別の問題である。よって]わああああッ!?[声が掛かった瞬間、思いっきり飛び退いた]どッ、 〜〜〜〜〜ッ……[どちら様ですか、という問いは最後まで紡がれず、頭を抱えて蹲る。振り向いた際に勢い余って石祠に頭をぶつけた所為である]