[耳をつんざく爆音と、衝撃。 吹き飛ばされて壁にぶちあたり、肺の空気が強制的に吐き出されて再び咳き込んだ。 パラパラと天井部分から建物の一部が落ちてくる。 暫く待って収まった後、ゆるゆると移動を始めた。 壊れた通路、倒れる棚、むき出しのケーブルにぽたぽたと落ちる液体。 パシパシ、とどこかで電気が音を鳴らした。 同じ場所をゆっくりと歩いていたのか、それとも地下へと降りていたのか、よくわからないけれど、とにかく外を求めて移動をした。]