[聞こえて来た声は、なんだか懐かしい気がした。ロミルダが振り返ると、そこには思った通り鮮やかな色がある]……ふぇ。ロー…トス?[目をぱちくりさせた。周りをきょろきょろと見渡してから、恐る恐る確かめるように口にするのは、あれから今までロミルダに気がついた人がいなかったから]