だからって、寝汚いはないだろ。
[言って、俺は唇を尖らせた。
姿が少し変わっても、そう言う仕草はほとんど変わらない]
起きてってー………ああ、そっか。
…格好?
[自分がどうなったのかを思い出し、オレは言葉の意味を理解する。
でも続いた言葉に覚えがなかったから、本紫を一度瞬いた。
ゲルダと視線が合う。
見ればゲルダには多少幼さを感じただろうか。
それでもあまり変わったようには見えなかったから、オレは緩く首を傾げる。
そうしているとゲルダの視線がオレから微妙にずれた気がして、その先を何も握っていない手で追いかけた]
……おぅ、のぅ。
[髪とはまた違う毛質を感じて、それが何なのかを理解した。
耳と尻尾出てやんの]