―菜園―
はい、ディル導師に…いえ、ディルスタンさんに、伝えたいことが。
[頷きともに促される言葉、言葉に詰まりそうになるのを気をつけながら]
あのときの続きの言葉……
[じっとディルスタンを見つめて]
私、イレーネは…、ディルスタンさんのことが好きです…。
最初は憧れや、そういったものだったかもしれません、でも今は…一緒に、添い遂げたいと、思っています。
[赤くなりながら俯きそうになるのを抑えて、じっとディルスタンを見つめる瞳]
ディルスタンさんに…、交際を申し込みたいです。
[彼は覚えているだろうか、昔に教えた自分の世界の告白についての話を。
頭を下げて手を彼に向けて差し出す。
収穫の時期、畑の作物が実る頃、意中の人に行う告白の儀式]