― アーヴァインの部屋 ―ああ。そういう事実があったの。[ヒューバート>>566をチラリと肩越しに振り返り。グレン>>569に顔を戻して頷いた。刺すような黒曜石の光に、呑まれまいと息を吸い込む]……アーヴァインのことも、赦せなかったのかしら。だから、拘った?アーヴァインが、人狼と関係あるものじゃないのかって。それがわたくしの抱いたもう一つの引っ掛かりよ。アーヴァインにも罪を被せたがっているようにすら、聞こえてしまったの。[視線から開放されると強張りも薄れ、喉に留まりかけた言葉を押し出した]