─ 黒珊瑚亭 二階・五号室 ─
[ユリアンが同胞に対して抱く思い、ロミ自身の考え。
自分が口にしたのは全て憶測でしかないことも、勝手な言葉だということも解っている。
それでも、友が自責の思い抱いていると言葉や態度の端々から伝わるから。
あえて、自分の考えを口に出すことで少しでも軽くしたくて。
見慣れた姿になった友の言葉>>551]
…べっつに、懐深くなんかねーよ。
お前から託された願いも叶えられなかったしさ。
守りたかったもんも…多分、守れないで、終わる。
[カヤに思いを託し、ユーディットを守って欲しいと願った。
他の誰かが人狼だったらそれは叶ったかもしれないけれど、シスターが人狼側についているならカヤは彼女を守るだろう。
その結果が、カヤを苦しめる事になるだろうと思えば、自分は余計な事を言い残したものだ、と悔いる気持ちもあるが]
ただ俺は、足掻けるだけ足掻きたかっただけだよ。
お前のことも、誰のことも、諦めたくなかった。