―階段―[ハインリヒの声に、今一度顔を上げる。>>564視線が彷徨った後、もう一つ小さく頷いて、自分の手をごく控えめに差し伸べようとする。――手は伸ばされたかどうか。どちらにせよ、*進むことを選択するのだ*]