――…っ、[困惑混じりに名前を呼ばれても、視線すら返せない。吸い込む空気も、粘つくようで、焦る]ひきょうだ…。しょーわるとーへんぼくの、くせに。なんだってこんなときばっか…、[望む言葉をくれるのか、と、口には出さず。八つ当たりめいて、代わりに顔を覆っていた手で、ぐーぱんちを真横へと]