[その時はそれで終わってしまったのだけれど。後日、ローレライな先輩から諭されて、今度は自分から声をかけた]あの。殆ど覚えて無くても、良かったら。話、くらいは。[この発言には、級友達がどよめいた。それは、あの特別試験で仲良くなった者達を除き、ベアトリーチェが自ら申し出た、稀なる機会だった。二年目終了時、氷破学科から流水学科に転科することになるまで。ベアトリーチェに用事があるとエーリッヒに仲介を頼む氷破の学生の姿もちらほらあったとか、なかったとか**]