―回想―
ゲルダなら会ったよ。
というか食事作ったって教えてくれたの、当人だ。
[すれ違ったかというマテウスに、残念でしたと笑う。
穏やかで美味しい食事。当たり前のようで貴重なもの]
はいはい。
俺はもう手を出しません、て。
[意図的に避けられる視線やら何かの篭った声やらには、諦め混じりの少し情けない口調で答えて]
イヴァン、調子悪いのか?
無理するなよ。
何も無くても疲れるような状況なんだからさ。
[幼馴染の一人を気遣ったりもしながら。
後は取り留めの無い、当たり障りの無さそうな会話を中心に]