>>564……いや。べーつにー。[ 眼を隠すフードはないから、 その澱みから悟られるのは、そう遠くないのかもしれないが。 触れられた髪の辺りを、若干、バツの悪そうに摘んだ。 金には僅か、緋色が混じる。 ――どうすっかなー、とかなんとか、ぶつぶつ。 なんというか。非常に。やり辛い。 タマキはやって来る気配もない――態とだろうが。確実に。 溜息を吐きつつ立ち上がろうとして、かくんと膝から力が抜けた ]うーわ。やりすぎた。[ わかっちゃいたが。今度は己に対して、嘆息 ]