それでも。それでも、何もしないで、できなくて叱られるよりは、いいかしら?[月を見やりつつ、呟き。それから、肩に飛んできた白の鳥へ笑いかける]……気晴らしに、散歩でもしましょうか?[呟きに、白の鳥は賛成するよに一羽ばたき。その翼を撫でてから自室へ戻り、紅を結んだ帽子をふわりと頭に乗せる。戸締りを済ませ、外に出ると寄ってきた箒にひょい、と飛び乗り、*夜空の散歩へと*]